東京百

0 x 300 x 30 mm, 2018年

3 額入り写真

Giuseppe DeFrancesco   managed   by   startbahn運営

Photograph

1860年代の江戸の情景を一年を通じて描いた広重の“名所江戸百景”は、江戸の人々のみならず広くヨーロッパの芸術家までをも魅了し、多大な影響を与えたとされる。浮世絵を通して当時の江戸の鮮明な景色を感じられる“江戸百景”は、今も人々の心を魅了し続けている。このプロジェクト「名所東京百景(以下、東京百)」は、そんな160年後の江戸の町、東京を写真という近代の表現方法で辿る試み。
広重の全作品には特定の意味を持つ数々のシンボルが組み込まれているにも関わらず、その構成に一定のルールを持たせることで全体の統一感を演出している。私はそれぞれの作品に込められた意図を丁寧に紐解いていくことで、現代の視点に合わせて新たなメッセージを抜き出していった。“東京百”は、かつて広重が描いた方法やスタイルを守りながら、人々や日常の風景、季節の行事を通じて今の東京を映し出している。
作品は、2015年10月から2017年5月の間に撮影されたもの。”東京百”を通じて観客の皆様が、日本というこの美しい国で、日常のあらゆる瞬間に感じる美を再認識して頂くことを願っている。