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, 2019年

デジタルCプリント, 木枠, iPod nano

新造真人

彫刻・レリーフ・立体・3Dプリント

人間の知覚は、どんどん分離されていく。一つの生命は、その身体の各部分の働きが科学によって解明されている。そして同時代の機械の発達により、身体は分離され、知覚は精神から剥がれ落ちていく。

代表的な例はiPodの発明である。これにより、今、目を向けている風景と景色から聞こえてくるはずの音は分離されるようになった。いや、こういった視覚と聴覚の分離はそれ以前から起きていることかもしれない。技術の時代、我々の身体は、単なる感覚器官としか捉えられていないのではないかとさえ思う。

Instagramという写真メディアの台頭に現れているように、写真というメディアは世の中のいたるとこで散見される。が、写真を見るときにいったいどれほどの人が視覚以外の感覚にも注意を向けるだろうか。この作品がみせているように、私たちの感覚は時代によって統合されたものから分離されたものに移行していると思う。特に視覚と聴覚に訴えかけるものは、デジタルによってすでに加工され、角ばった四角い枠の中に収められている。